2012年9月12日水曜日

ベーグルの歴史 その1
★ベーグルはポーランド生まれ★

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ベーグルの歴史 その1

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★ベーグルはポーランド生まれ★





今回は、ベーグルの歴史についてシリーズで書いていきたいと思います。

ベーグルの歴史ってあまり知られていない
と思うので、ちょこっと書いてみたいと思います、


ベーグルはユダヤ人のパンとして
ニューヨークでポピュラーである。


と言われています。


でも、そもそもベーグルはどこから
ニューヨークへやってきたのか、、、
今日はそんなお話でございます。


実は、ベーグルの発祥には、


ウィーン説
ポーランド説


など、幾つかの説があります。





『1683年の第二次ウィーン包囲において、
ウィーンをオスマントルコ軍から守った
ポーランド王ヤン3世の功績をたたえ、


ウィーンの
ユダヤ人パン屋があぶみ
をかたどったパンを献上したという
ウィーン説。


※あぶみとは。。。
馬に乗る者が足をかけて身体の安定を保つためのもので,
「あしふみ」からきた名称。
足を掛ける部分の輪をあぶみといいます。

しかし
それ以前の14世紀頃から、
ポーランド西部の都市クラクフでは



「オブバジャネック」


と呼ばれるリング型のパンが食べられていた
ということが文献にも残っているそうで、


このオブバジャネックを発祥とするのが、
ポーランド説です。



いずれにせよ、
ベーグルは、
ポーランド生まれと言われています。



16~18世紀のポーランドはヨーロッパ最大の国家であり、
ユダヤ教徒の人口もヨーロッパ最多でした。


そんなポーランドにおけるユダヤ文化の中で、
当時はまだ貴重だった白い小麦粉を使って作るので、
ベーグルはぜいたく品であり、
一生食べることに困りませんように、、という願いもこめて
出産祝いとしてプレゼントされることもあったようですよ♪



19世紀になるとベーグルは、家内工業として作られ、
女性によって市場で売られるようになり、
人々にとって身近な食べ物へと変化していきます。



19世紀後半にはポーランドの首都ワルシャワの
ユダヤ人人口が急増、全人口の3割を占めるようになり、
独特のユダヤ人コミュニティが形成されるようになったので
ベーグルもたくさん作られるようになったみたいです。


その後、20世紀に入ると、ポーランドにもアメリカからの
小麦の輸入が始まります。
この、輸入小麦のおかげで、ベーグルも安価に作れるようになり、

ベーグルはポーランドでは誰でも
買えるようになり、一般的なパンになっていきました。





しかしながら、ポーランドのユダヤ人にも
大変な時期が近づいてきました。


1880年代にロシアやポーランドといった東欧で始まった


ポグロム(ユダヤ人に対する集団的迫害行為)


により、ポーランドにいた多くのユダヤ人が、
イスラエルやアメリカへと渡ることになります。


それとともに、ベーグルも
アメリカへと海を渡ることになります。



ベーグルの歴史はまだまだつづきます・・・・・


その2 では、アメリカでベーグルがどのように広まったか、、
を書きたいと思いますー。


※参照 ベーグルマスターブック (柴田書店)
 ベーグルマスターブックでは、
 ベーグル屋エルクアトロギャッツもとりあげられていますー。

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